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2008.06.10

美勇伝説Ⅴ~最終伝説~@初日公演レポ

月29日のツアー最終日をもってユニット活動を休止する、美勇伝のファイナルツアー初回公演に立ち会ってきた。公演を振り返ってみれば、披露されたのが24曲とこれまでのツアーと変わらないか、それよりも少ない曲数ではあるけれど、中身は3年超のエッセンスを凝縮したムダのないスピーディーな構成で、つい先日のモーニング娘。コンを彷彿とさせるような、ベルトコンベア式の目まぐるしいステージだった。文字通り「最終伝説」と謳われたツアーだけに、ファッショニスタとしての集大成要素――トリッキーな衣装や演出など――もふんだんに盛り込まれているのかと思いきや、ハロプロで最もイロモノ目線で見られたユニットは、最後に純粋な歌い手としてのステージをまっとうし、全24曲を駆け抜けた。

ラストツアーにしては衣装や演出が淡白だったなと物足りなさを感じる反面、過度なビジュアルパフォーマンスを排除し、これまで培ってきた楽曲とダンスをブレッド&バターとしてもてなすストイックな姿勢からは、少しでも多く美勇伝というユニットの足跡を詰め込んでおこうという意図が伝わってくるものだった。ジャパネスク路線に始まり、ちょいエロ衣装やユニークな振り付けでビジュアル中心に耳目を集めていた美勇伝は、決して“イロモノ”ユニットなんかじゃないんだぞって、メッセージが込められてるようだった。

セットリストを眺めると、序盤早々に『愛~スイートルーム~』が披露される。パンピー以上ヲタ未満という微妙な立場のギャラリーとして美勇伝を見続けてきた僕にとっては、美勇伝と聞いて思い浮かべるのはデビュー曲の『恋のヌケガラ』ではなく、代表作の『カッチョイイゼ!JAPAN』でもなく、いつもツアーのクライマックスで披露されていた『愛~スイートルーム~』だった。個人的にはもっと出し惜しみしてもらって、さあ来い…さあ来い…と飢餓感がピークに達したところで「愛がある♪」のフレーズとともにドバァーと一気にカタルシスが解放される感覚が醍醐味なんだけど、僕のオナニー願望は無視してください(笑)。同じく前半に投入される『銀杏~秋の空と私の心~』にしても、そう。思い入れのある楽曲だけに、もっとヤマ場のバラードゾーンに取っておいてくれればいいのに……って、ちょっと勿体無さを感じた。

中盤では、石川梨華さんのロングMCを挟んで3名のソロコーナーがラインナップ。最新シングルを購入していたもののロクすっぽ聴いてなかったモンだから、3曲とも初聴きがライヴになってしまった。それぞれメンバーの持ち味を引き出したソロ曲が与えられたと思う。岡田唯さんは……歌のほうはあまり成長しなかったね(笑)。三好絵梨香さんは……お腹を出したセクシー衣装も似合ってて、『ひとりじめ』路線のバラードならお手の物って感じ。そして石川さんはというと、純白の中折れ帽とジャケット姿で男装風にカッコ良くキメた上半身とは裏腹に、腰から下はピンクのラメが眩しいミニスカにレースのストッキングを組み合わせて、足元がやたらとセクシーな装い(笑)。彼女のために用意された『思い出は彼方』はダサカッコいいナンバーで、過日のSTB139イベントで得意気に披露していた『プレイバックPART2』のノリそのまんま、客席のテンションをグイッと引き上げるショーマンシップも、さすがだった。


ソロコーナー直後の『唇から愛をちょうだい』と『曖昧ミーMIND』のコンボは、ライブでもとりわけの見どころ。前ツアーでは曲順を入れ替えて披露されていたけど、コンボした時の相性の良さは抜群で、カルトなムードが一気に客席に広がる。惜しむらくは、あと『Tea Break』でダメ押ししてほしかったな。別にカミングアウトする必要ないんだけど、『曖昧ミーMIND』は石川さんが長袖ネクタイ姿のままだから、仕方なく三好さんのオッパイばかり見てた(笑)。定番の人形劇は、いつの間にか美勇伝コンの最大の目玉コーナーになるまでブラッシュアップを繰り返してきたけど、3年を経てボケツッコミの演出ここに極まれりという内容で、抱腹絶倒ものだった。なんなら美勇伝は活動休止しても、人形劇ライブだけやってもらいたいくらい。

後半のオープニングを飾るのは、圧倒的なインパクトで美勇伝のお色気路線を決定づけた『愛すクリ~ムとMyプリン』。何だかんだ言っても、登場シーンだけでオ~~!と客席を唸らせるパンチとアクの強さは、紅白歌合戦の美川憲一と小林幸子の登場を茶の間で待ち構えるような期待感に似ていて、「今回はどんな風にエスカレートしてるんだろうか?」ってファンをワクワクさせるキモになっている。ラストバニーは、金銀ラメで眩しいゴージャス仕様。さすがに名残惜しくて、石川さんのバニー姿とオッパイを必死に目に焼き付けておきました。どこ見てんねん(笑)

本編ラストは予想に違わず、美勇伝のフェアウェルシングルとなった『なんにも言わずに I LOVE YOU』。エメラルドグリーンのドレス姿がとっても綺麗だった……梨華ちゃんしか見てないけど(笑)。予想外だったのは、オーラス曲。てっきり『LET'S LIVE!』だと思っていたのに、アンコール明けでいきなり披露されたもんだから拍子抜けしてしまった。ライブの締めにちょっとしたサプライズが用意されて、アンコールは計3曲。MCと人形劇以外はほとんど休む間もないスクランブルなステージだったわりに、2時間に迫る長丁場のライブだった。でも体感時間はアッという間の印象。

ライヴ中、オーロラビジョンに大写しにされていた石川さんの顔が、スケバン刑事の「秋山レイカ」だったわけさ(笑)。いや、もちろんいつも通りニコニコと笑顔を振りまいていたけど、それでも秋山レイカの顔をしている瞬間も多かった。「気合入ってるなぁ~」と思う一方で、もしかして世界バレーのお仕事と掛け持ちしてるうえにラストツアーの気負いも重なって、少々お疲れ気味なのかなと心配しつつ、石川さんの表情に注目していたわけさ。でも秋山レイカの顔をしていた理由は、アンコール1曲目『LET'S LIVE!』を終えた後のラストMCで氷解した。

ファイナルツアー初日を迎えるにあたり、石川さんはリハの段階ですでに感極まってしまい、本番前に「泣いたらゴメン」って三好さんと岡田さんに断っていたもよう。そんなウラ話を交えながらファンへの感謝の気持ちを口にしているうちに、目がウルウル……声がか細く震えてきて、前回ツアーの初日に続いてまたしても泣きべそをかいてしまったわけさ。石川さんはそれほどメソメソする人じゃないけど、そんな彼女がイの一番に涙を見せた。それはプレッシャーや気負いから解放されて達成感に満たされた時に見せる、安堵の涙だった。その両側で、先に挨拶を終えた三好さんと岡田さんは、実に晴れ晴れとした清々しい笑顔を浮かべていたさ(笑)

ユニット結成から3年間で最も成長したのは、新人だった三好さんでも岡田さんでもなく、牽引役としてリーダーに抜擢された石川さんだったと思う。別に泣いたからどうとかいう問題じゃなくて、しっかり者の石川さんが涙を見せてしまうくらいのプレッシャーを、残りの2人も何とか分かち合えるくらいまで成長して欲しかったけど、最後まで石川さんにおんぶに抱っこのユニットだったことを象徴するヒトコマだった。石川さんの泣き顔にもらい泣きしていた僕は、「ナニお前ら爽やかな顔して突っ立ってんねん、アホ!」と身勝手な言いがかりをつけてた(笑)。いやいや、三好さんも岡田さんもいつだって力を尽くしていたと思う。でも石川さんはそれ以上だった。ともに活動した2人にとって、石川さんの背中は眩しく、そして遠くに感じられていたことだろう。

だから美勇伝の活動休止は、淋しくない。これからソロとして巣立っていく3人にとっては「始まりの終わり」に過ぎないから。そして三好さんとは、デビューイベントで初対面を果たしてからずっと目をかける存在だったけど、これからも新たなフィールドでのさらなる飛躍を期待しているし、応援していく気持ちに変わりはない。岡田さんには最後まで興味を持てなかったな……同じ大阪人なのに。それにしても美人の泣き顔って、トンでもないプラス補正がかかるからズルいよね。終演後、ホールに「美勇伝最高!」コールがこだまする中、僕は心の中でそれを打ち消し、「梨華ちゃんだけ最高!」と繰り返し唱えていた。まったく、空気の読めないギャラリーですよね、ごめんなさい。だって梨華ちゃんだけ最高だから(笑)

以上、我ながら呆れるような内容になってますが、こんなレポがひとつくらいあっても良かろうと高を括って、バカなテキストを上梓しておきます。まあ梨華補正以外はかかってない、プレーンな感想のひとつとして捉えてくだされば。僕と同じようなヲタ未満の目線から見た参加者さんが、今回のライブをどんな風に受け止めたのか興味ありますね。梨華ちゃんだけ最高(しつこい)。

09:23 PM [石川梨華] | 固定リンク

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コメント

お疲れ様でした。
この日は私は関西ダービー阪神オリックス戦とのダブルヘッダーだったのですよ(笑)
甲子園終盤終了時刻気にしてましたが、何とか試合終了まで見れて間に合ってよかったです。

MCで阪神ネタを話す梨華ちゃん輝いてましたね。
私はそのネタ話している時新井のサヨナラヒットの1面記事を胸の前におきました。

最後梨華ちゃんの目に浮かぶ涙に私も涙でしたよ。
あと15日応援していきましょう~

投稿者: 虎なっち (Jun 14, 2008 12:25:42 PM)

虎なっちさん>

そちらこそダブルヘッダーお疲れさまでしたw
確かあの日は試合がそこそこ長引いてましたが、幸い間に合ったんですね。

>MCで阪神ネタを話す梨華ちゃん輝いてましたね

六甲おろしを謳うネタフリかなと期待していたんですが、披露されなくて残念でしたよw
まあ時間がキツキツだったからかもしれませんが、それでも阪神ネタに触れてくれる梨華ちゃんに感謝!

>最後梨華ちゃんの目に浮かぶ涙に私も涙でしたよ

僕もフツーにもらい泣きしてしまいましたね。
公演中から気合や必死さが何となく伝わってきてたので。
つくづく初回公演に参加できて良かったと思えました。
美勇伝は終了しても彼女たちの芸能活動は続きますから、今後とも応援しましょうね。

投稿者: そうまかなえ (Jun 15, 2008 10:19:12 PM)

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