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2006.06.21
もうひとつの『ミュージックステーション』
こんな夢をみた。
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『ミュージックステーション』の時間だ。区切りの30作目となるシングル『Ambitious! 野心的でいいじゃん』を引っさげ、モーニング娘。が3月17日以来に登場する。間もなく卒業を迎える小川麻琴と紺野あさ美にとって最後の出演になるとともに、現10名体制での出演も、当番組では見納め。いろいろな意味で、メモリアルな放送になりそうだ。
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いつものように、司会のタモリと堂真理子アナが大映しになった。箸にも棒にもかからないようなオープニングMCも、これまた恒例だ。ひと通りの時候の挨拶が済んだところで、出演アーティストが順に紹介される。テレビ番組欄によれば、今日は8組ものアーティストが出演するようだ。最初にアンジェラ・アキの名が呼ばれた。続いて島谷ひとみ…RAG FAIR…と順にコールされ、そして後藤真希に次いでモーニング娘。が登場した。CDジャケットやPVでお馴染みのレモンイエローの衣装が、ひときわ眩しい。メンバーが手と手を取り合って登場するシーンも、見馴れた光景だ。吉澤ひとみ・久住小春・藤本美貴の3名を先頭に、田中れいな・亀井絵里・道重さゆみの6期メンバーが続き、そして最後尾には小川麻琴と紺野あさ美を挟むようにして、高橋愛と新垣里沙が両脇に並び、5期メンバー4名が仲睦まじく姿を現した。この登場シーンだけで、軽く泣いてしまいそうだ。
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他の共演者は、2週連続出演の浜崎あゆみを始め、スガシカオやTOKIOなどそうそうたる顔ぶれ。とはいえ、華やかな衣装と人数の多さで、名だたる人気アーティストに交じっても存在感だけは格別だ(笑)。オープニングトークで、早々に卒業の話題が切り出された。
堂アナ : え~紺野あさ美さんが7月23日のコンサートをもって、そして小川麻琴さんが8月に行なわれるミュージカルを最後にグループから卒業されるとのことで
タモリ : 2人もいっぺんに卒業すんの?
吉澤 : いや、いっぺんにというか…1ヶ月くらい時間差があるんですけど、紺野が大学進学の準備のため。そして小川は海外へ語学留学のために卒業します
コンサートMCでのアナウンスをトレースしただけの内容だが、吉澤の口ぶりはキッパリしているし、それを聞きながらウンウンと頷いているメンバーの表情も、以前と違って悲壮感は見えない。小川と紺野の肩越しに見える高橋の表情が、少し硬いくらい…か。それ以上深入りしないところを見ると、タモリも事情は察しているのだろう。続いて共演の後藤真希にも話が向けられた。
タモリ : 後藤は…どう?先に卒業したけど
後藤 : そうですね、2人がデビューした時から知ってるので 、ホント成長したなぁ~と思いますよ。でも夢に向かって卒業するので、頑張って欲しいです、ハイ
小川と紺野のほうに目をやりながら、飄々とした感じでエールを送る後藤。
タモリ : 2人卒業するってことは…8人になるのか?それでも充分多いな(笑)
卒業の意味を知ってか知らぬフリをしてか、相変わらず要領を得ないトボけた調子に、モーニング娘。も他の共演者もフフフと含み笑いしている。センチメンタリズムとは無縁のタモリ節は、今夜も健在だ。
堂アナ : 今夜はお二人のために、初登場シーンを含む5年間の軌跡をまとめたVTRをご用意いたしましたので、皆さんお楽しみください
どうやら今日は座りトークの時間が設けられているようだ。番組サイトの出演者ライン ナップによれば、モーニング娘。の出番は浜崎あゆみの後、トリを務めるRAG FAIRの前だから、早くとも20時半過ぎになるだろう。録画していることだし、しばらくは「阪神×ヤクルト」戦の中継でもよそ見しておこう。
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20時40分、再びチャンネルを戻す。どうやら浜崎の歌披露が終わったもよう。次はいよいよモーニング娘。の出番だ 。CMが明けると、カメラが出演者席を捉えている。タモリの横に吉澤の姿。そしてスグ隣には、紺野と小川が並んで座っている。
タモリ : 続いてはモーニング娘。です、よろしくお願いします
モーニング娘。 : (口を揃えて)よろしくお願いしま~す!
堂アナ : え~今週21日に発売された新曲『Ambitious! 野心的でいいじゃん』は、グループ30枚目のシングルになるとともに、卒業する紺野あさ美さんと小川麻琴さんにとってはラストのシングルとなります
タモリ : もう30枚目になるの?長いな~
吉澤 : 長いですね(笑)
タモリ : よく続いてるよな~ (笑)
吉澤 : ハハハ(笑)
タモリ : もう何年になるの?
吉澤 : モーニング娘。ですか?もうすぐ 9年ですね。来年で10年目になります
タモリ : スゴいな~。でも2人減ったら、また入れるの(笑)
吉澤 : ハハハ(笑)それはつんく♂さん次第なので
タモリ : 吉澤は…いつまでいるの?(笑)
吉澤 : 私ですか?わたしは…まだまだ頑張りますよ(笑)
堂アナ : ここでですね、卒業される紺野あさ美さんと小川麻琴さんの5年間の活動をまとめたVTRをご用意いたしましたので、早速ご覧いただきましょう、どうぞ
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過去映像がプレイバックされる。時間は、2001年11月2日の初登場シーンに遡る。5期メンバーのデビュー曲となっ た『Mr.Moonlight~愛のビッグバンド~』の衣装姿が映し出された。4名とも初々しく、そして幼い。緊張した面持ちの自己紹介シーンが流れている。
小川 : おがわまこと、14歳です。好きなお米はコシヒカリです
紺野 : こんのあさみです。14歳です。好きなお餅の食べ方は砂糖醤油につけることです。よろしくお願いします
軽くウィットに富んだ紺野のセリフにニンマリしつつ、2人とも最初から食欲ばかりアピールしてたんだなと、心の中でほくそ笑んだ。それ以後も『そうだ! We're ALIVE』『Do it! Now』『ここにいるぜぇ』『AS FOR ONE DAY』… と、色とりどりのコスチュームに身を包んで歌い踊っている2人の映像が流れる。ワイプに映っている小川と紺野の照れる様子が、これまた騒々しい。シーンが変わるたびにワーキャーと黄色い声が飛び交い、小川は紺野の肩に頭をのせて身をよじりながら笑い転げる始末。騒音の主は、大半が5期メンバー連中だ。それでも『女子かしまし物語』『涙が止まらない放課後』と映像が進むにつれ、紺野も小川も赤面しつつ、どこか懐かしそうな表情を浮かべてVTRを食い入るように眺めている。そして前作『SEXY BOY~そよ風に寄り添って~』のスタジオライブでVTRが終了し、再び出演者席のモーニング娘。が大映しされた。さすがに騒ぎすぎたためか、小川も紺野も手でパタパタと仰ぎながら顔を上気させているが、傍らでは対照的にタモリが苦笑い。後方で足を組んで座っているスガシカオの口元も、ニタニタと歪んでいる。
タモリ : オトナっぽくなったよな~…今いくつ?
小川 : 18歳です
紺野 : このあいだ19になりました
タモリ : 初登場の時のこと覚えてる?
小川 : あの~歌い出しのセリフが私だったんですけど、リハの時からガチガチに緊張してました
紺野 : わたしはフリを間違えないようにって、必死でした
タモリ : 吉澤から見て、この2人変わった?
吉澤 : そうですね、VTRを見てたら2人ともシッカリしたなぁ~って思いますけど、そんなには変わってないですね。コンコンは入った時からこんな感じでポワ~ンとしててマイペースだったし…でも案外シッカリ屋さんなので安心ですね。まこっちゃんは…オッチョコチョイなところは全然変わってないですね(笑)。まこっちゃんのほうが心配ですよ(笑)
タモリ : それじゃスタンバイよろしくお願いします
堂アナ : え~今夜は新曲とともに、アルバムの中から『青空がいつまでも続くような未来であれ!』を歌ってくださるということで…
座りトークにメドレーとは、上々の扱いだ。カメラが出演者席からスタジオに切り替わり、スタンバイ中のモーニング娘。が映し出された。どうやら“しょい”シーンから流してくれるようだ。吉澤を中心に、円陣ができている。5期メンバー4名が手をつないで、仲間の輪に加わった。素晴らしい画だ。吉澤の訓示は相変わらず短くぶっきら棒な様子だが、メンバーの表情は真剣そのもの。雑念なく集中している。いいぞ、気持ちがヒトツになっている。“しょい”の掛け声も、いつにも増して大きい。5分程度の歌披露にも、気合い十分だ。モーニング娘。がモーニング娘。たりうる所以と、既存のアイドルグループと一線を画している理由が、ここにある。“しょい”が終わると、再びカメラが出演者席にスイッチされた。
堂アナ : 準備が整ったようで…ハイ、それではモーニング娘。で、『青空がいつまでも続くような未来であれ!』 。そして新曲『Ambitious! 野心的でいいじゃん』のスペシャルメドレーです、どうぞ!
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すぐに歌披露が始まるのかと思いきや、吉澤がアップになった。妙なカメラアングルだなと訝しく思ったのも束の間、次の瞬間には吉澤のメッセージが聞こえてきた。
吉澤 : え~紺野あさ美と小川麻琴、そしてモーニング娘。の未来にいつまでも青空が続くように、と願いを込めて歌います。聴いてください
そしてリズミカルなイントロとともに、元気イッパイに躍動するモーニング娘。の姿がテレビに映った…が、視界がおぼろげだ。どうやら吉澤のセリフで、目に涙が込み上げているようだ。イントロの円陣ダンスまでもがボヤけて、歪んで見える。「俺って、やっぱりモーヲタやな」と、独りつぶやく。数フレーズ過ぎたあたりでオヤ?と耳を澄ませたところ、どうやら口パクではなくて生歌だと気づいた。みんな実に良い表情で歌っている。先に別れが待ってい るなんて、微塵も感じさせないほどの眩しい笑顔だ。イヤ、眩しいのはワンピースの裾から覗く白いフトモモのせいかもしれない(笑)。ライヴで鍛え上げられたチームワークは、さすがの一言。まさに阿吽(あうん)の呼吸だ。やっぱりモーニング娘。は、ただのアイドルグループじゃない。あいにく狭いスタジオではコンサートほどの躍動感や迫力が伝わってこなかったが、サビの部分では横一列になって肩を組んで大合唱するという、テレビサイズならではのスペシャルパフォーマンスが用意されていた。あの数珠つなぎに縦列で並ぶトレインも感動的だったが、このパノ ラマ風景も…圧巻だ。このまま、この画を「青空の10人」として額縁に封印しておきたくなるような、まさに現体制の象徴的なシーンだった。
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ワンコーラスを歌い終えたところで、『Ambitious! 野心的でいいじゃん』のイントロがフェードインしてきた。スッと田中れいなが正面に歩み寄り、見る見るうちに新曲のフォーメーションに変化した。勇ましいメロディに合わせ、メンバーが一斉に右手を高く突き上げる。パワフルで、かつ軽快で優雅なダンスだ。しかしどうやら新曲は、口パクで披露される様子。モーニング娘。らしいナンバーなだけに、少し残念な気がする。ソロカットは、やはりセンターを担う 田中が多いものの、ラスト出演となる小川と紺野のソロカットも、随所にインサートされる。日頃から、これくらいフィーチャーしてくれれば…と、遅すぎた春を悔やむ。陽の目を見ない端ポジションで、力一杯踊っている小川の姿がチラリチラリとカメラをかすめるたびに、「最後なんだから、もっと映せ!ちゃんと映せ!」と心の中で叫ぶ。本当に良い笑顔だ。歌手を辞めるのが、未だに信じられない。しかしそうこうするうちに、感動タイムが終焉を迎える 。スタート時のフォーメーションに戻り、ラストの決めポーズ。右手を高く突き上げ、親指と人差し指、中指を立てて「30枚目」を示す「3」のピースポーズだ。腕を上げたままのフィナーレは、『Go Girl~恋のヴィクトリー~』を彷彿させる。モーニング娘。だからこそ、サマになるポーズだ。
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最後の歌披露を終えた小川と紺野の表情が、アップになった。2人とも額に汗を浮かべ、少し息を弾ませているが、表情には達成感と充実感が滲み出ている。晴れやかな笑顔だ。高橋が小川に近づき、抱擁した。そこに紺野、新垣も加わり、いつの間にか2人を取り囲むようにメンバーの輪ができた。藤本が何やら声を掛けているが、内容は聞き取れない。亀井と道重は、今にも泣きそうな顔をしている。そして拍手喝采のなか、再びカメラが出演者席に切り替わった。トリを務めるRAG FAIRが、タモリの横に控えている。フト我に返ると、涙が頬を濡らしていた。指先で軽く拭い、しばらくそのままの状態で余韻に浸っていた。
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エンディングの時間がやってきた。タモリの横にモーニング娘。の姿が見える。前列は吉澤と紺野、小川の3名だ。その隣には後藤も立っている。今夜ばかりはモーニング娘。が主賓扱いされていて、胸のすく思いだ。フト気づくと、小川の横にいる後藤の手元に、淡いピンクの花束が見える。小さな花束を2つ、手に携えている。花束贈呈のセレモニーまでセッティングされているなんて、本当に至れり尽くせりのもてなし。そのうえ後藤に手渡させるなんて、心憎い演出だ 。
堂アナ : では後藤さんから、紺野さんと小川さんに花束を
後藤 : ハイ、じゃ…紺野お疲れさま
紺野 : ありがとうございます(ニッコリ)
後藤 : お疲れ!
小川 : ありがとうございます(照笑)
堂アナ : 紺野さん、小川さん、5年間お疲れさまでした。そして皆さん今夜はどうもありがとうございました
しかしセレモニーに浸る間もなく、感動シーンはすぐにスタッフロールとスポンサーのテロップに覆われた。生放送だけに、毎度のことながら慌ただしいエンディングだ。それでも花束を手にした小川と紺野が、満面の笑みを浮かべながらカメラに向かってしきりに手を振っている。底抜けに明るいピーカンな笑顔だ。こんなセレモニーを見せつけられてもなお、これで2人の姿が見納めなんて信じられない自分がいる。モーニング娘。は、青空だ。モーニング娘 。は、いつでもどんな時でも、明るい笑顔と元気を運んでくれる…1グラムの涙とともに。だからこそ旅立つ2人にではなく、残る8名のメンバーにエールを送りたかった…「頑張れよ」と。ソッと呟きながら立ち上がろうとしたところで、目が覚めた。
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サヨナラの日は、着実に迫っている。
◇
▼お粗末でした(笑)
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コメント
久しぶりの更新待ってました。
なかなか素敵な夢を見た様で事細かな事までかなりリアルな感じで描かれていて感心する次第です。もしかしたら管理人さんの強い思いが夢に出てきたのかもしれません。最近のMステでは座りトークが随分ありませんので、まさに正夢になる事を切に願います。
投稿者: トモT (Jun 22, 2006 12:28:05 AM)
トモTさん>
スッカリご無沙汰してしまいましたw
あいにく管理人が多忙なもので、開店休業状態のサイトなんですが、
待っていただいてたなんて恐縮です。
>なかなか素敵な夢を見た様で事細かな事まで
>かなりリアルな感じで描かれていて感心する次第です
イエイエ、これは妄想に基づいたフィクションなんです。
どんな形でお伝えしようかなと思案している時に、漱石の『夢十夜』の書き出しが頭に浮かんだので、
“夢の話”という体裁を借りてフィクションをこしらえたんです。
実際にはこんな夢を見ておりませんし、見たことありませんw
>最近のMステでは座りトークが随分ありませんので、まさに正夢になる事を切に願います
夢は夢でも、願望の「夢」ですね。
現実的には8組ものアーティストが登場するので、座りトークさえ用意されていないような気もします。
だからこその、フィクションです。
投稿者: そうまかなえ (Jun 22, 2006 11:17:59 PM)
マコ&こんこんのラスト、久々のトークみたいですね・・・ケメコ卒業のときは阪神横浜戦で桧山がサヨナラ弾打った直後だった気が・・・
私はなちごまりか3人と甲子園阪神巨人戦観戦する夢見たことありますわ(笑)3人色違いの虎耳をつけてましたよ。
試合は大乱打戦の末阪神が豊田を打ち崩してサヨナラ勝ちした夢でしたが、ヒーローインタビューの前で目が覚めました。
投稿者: 虎なっち (Jun 23, 2006 12:29:46 AM)
こちらも久しぶりにコメントします。いよいよ夢(そうまさんの妄想m(_ _)m)のMステ紺マコラストステージが今日放送されますね。早く帰宅して生見したいと思います。
投稿者: ターボ (Jun 23, 2006 7:52:41 AM)
虎なっち さん>
イヤイヤ、これは僕の妄想ですよw
まだMステを観ておりませんが、ネットで拝見するに扱いはそれほどでもなかったようで…
>3人色違いの虎耳をつけてましたよ
虎なっちさんの夢のほうが、アンビリーバボーじゃないですかw
ターボさん>
イエイエ、携帯からご意見ありがとうございます。
こんマコラスト出演のMステは、まだ観ておりませんw
卒業だのラストだのという言葉に、最近ナーバスになってるのでw
観るのも勇気いりますよ(泣)
投稿者: そうまかなえ (Jun 24, 2006 1:02:58 AM)











