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2004.10.22

『oricon style』誌掲載 : 松浦亜弥巻頭インタビュー書き起こし

日発売の『oricon style』誌に掲載されている、松浦亜弥さんの巻頭インタビュー記事書き起こし。併せて、今週号の特集記事“心のベストテン”として、松浦亜弥さんの「ミュージックヒストリー」も掲載しております。

最近のインタビューでは、しきりに「壁」の存在を強調している松浦亜弥さん。その壁の正体は、マスコミやファンの干渉が許されない非常にプライベートでデリケートな問題であるにも拘らず、彼女自らが「壁」の存在を公言しているのは、精神的成長をアピールするため。つまり「松浦亜弥は変化した」ということ。しかも“ただ変化した”のではなく、自覚できるほどに“進化(成長)した”ということ。そしてまた、この“進化”は新曲『渡良瀬橋』を「松浦亜弥」名義の曲として発表するためには必要なイニシエーション(通過儀礼)であったことも、彼女のコメントから伺えます。

どうやら今回のインタビューは「代々木スペシャル」公演の2日後(9月28日)に行われた模様ですが、あの代々木公演が実は「リハーサルなしのぶっつけ本番」であったことや、「『渡良瀬橋』の最終レコーディングが代々木最終公演後に行われた」ことなど、仰天エピソードを披露しております(笑)

新曲のテーマ自体がダウナーなだけに、ちょっぴり落ち着いたインタビュー進行ですが、相変わらずのハートウォーミングな語り口調は健在です。


『oricon style』誌掲載 : 松浦亜弥巻頭インタビュー&心のベストテン
*松浦亜弥インタビュー : 18歳のココロの風景

--今日はかなりメルヘンチックな撮影だったよね。亜弥ちゃんは、そういうメルヘンの世界は好き?
松浦 : 絵本は好きですね。小学生の頃はよく図書館に行って読んでましたよ。「グリとグラ」とか、すっごい好きだった。そんなに可愛い絵じゃないんだけどブサイクでもないっていう微妙なところが好き。完ペキな絵よりも、子供が描いたような絵のほうが好きです。
--今でも絵本は読む?
松浦 : 読みますね。プレゼントでもらったりもしますよ。あと、「ヘンゼルとグレーテル」が好きだったな。パン屑を落としていくんだけど、小鳥に食べられちゃってね。可愛いですよね。
--ちょっと恐くない?
松浦 : そぉかなぁ?恐いと思って読んだことはないかな?なんか、すごく色が浮かぶお話ですよね!
--それでは本題(笑)。先日の代々木スペシャル3公演は、どうだった?
松浦 : 最初は、緊張して緊張してステージに出るまでワーワー言ってたんですよ。っていうのも会場でリハーサルが出来なかったんですね。ほとんどぶっつけ本番みたいな感じで。
--えーっ(仰天)!
松浦 : 「どーしよ~どーしよ~!」とか直前までずっと喋ってましたよ。周りはうるさかったみたいですけど(笑)。
--で、実際にステージに立ってどうだったの?
松浦 : 1曲目がミディアム曲だったので真剣に歌うって演出だったんですけど、うれしくて思わず笑ってしまいそうになり(笑)、その後のMCも、ものすごい笑顔で言っちゃったりして!
--あんなに大きいステージを1人でやってのけたってことは、スゴイことだと思うよ。
松浦 : あのね、最近ちょっと頭でっかちになりすぎるところがあって。ハロー!プロジェクトとしては代々木に立ったことがあったんだけど、ひとりでやるとどうなるんだろう?とかね。リハーサルも出来ない分、イメージを膨らますしかないんですよね。頭の中でどんどん難しい方向に進んで行っちゃったりして不安もいっぱいあったんですよ。なんですけど…出来ちゃった。“松◇クリスタル◇”ツアーの延長線上の代々木3公演だったのでとにかく楽しめたし、ここからまた新しい“松◇クリスタル◇”を作る気持ちでやっていきたいなって思ってます。
--「渡良瀬橋」は、このツアーから披露してきてるんだよね。
松浦 : すごく好評ですね。「大人な曲調だったり詞だったりするんだけど、それをちゃんと歌えている松浦がすごく大人に感じた。18歳になって変わったんじゃない?」って言われましたね。
--亜弥ちゃんの世代は、この歌知らないよね?
松浦 : そう、ウチの親の世代だと必ず知っている名曲なんですけど。私の中で森高千里さんといえば♪私がオバサンにな~っても♪って歌が印象強くて、これはカバーするに当たって初めて聴いたんですよ。ママはすごく喜んでましたよ。「すごくいい曲だよ~♥」って。
--コンサートのときに亜弥ちゃんは、この歌の感想を「すごく強い女の人だな」と言ってたよね。それはどういうところに強さを感じたからなの?
松浦 : この歌詞からいろ~んな想像をしたんですよ。どうしてこの女性は、この土地を離れられないんだろう?とか。私はたぶん好きな人ができると一直線!な感じなんですよ。その人が全てになるし、毎日いっしょに居られるのなら、その街を離れることも出来るし。
--好きだったら何処にでもついていける?
松浦 : たとえやりたいことがあったとしても、何処にいても出来るワケじゃないですか。だから私だったらすぐについて行くと思うんですけど…そんな彼よりも大事なモノがそこには在るんだろうなと考えたときに、きっと仕事じゃないだろうし友情とかでもないと思う。たぶん…家族なんだろうなと思ったんですよ。たとえば、お母さんが体がどこか悪くて自分しか面倒を見る人がいないとか。だったら連れて行けばいいんじゃない?とも思ったんですけど、年取ってから今まで住んできた場所を離れさせるのもちょっとな~とか、ホントいろいろすんごい想像をしたんですよ。でも、私もそれだったら行かないかもしれないなって思ったんですよね。親の為なら出来るかもって。
--そこにずっと住んでいる人にしかわからない何かもきっとあるだろうし。
松浦 : 私は自分の実家のある姫路にはそんな思いが全然ないので…
--ないんだ(笑)。
松浦 : だって、すぐ出てきちゃったじゃないですか。「ハイ、行ってきまーす!」みたいな感じで。「夢の為なら!」と思っていたんでね。こういう強さは私の中にはなかったです。
--歌い方がとても優しいよね。
松浦 : この歌をレコーディングで歌うちょっと前に、精神面で自分の中で闘っていたことがあって…、それを自分で乗り越えることが出来たんです。お母さんを置いていけないという私の想像にしても、それほどのことを経験した人じゃないと、こういう気持ちってわからないと思うんですよ。私はまだ18年しか生きていないんですけど、私なりの大きな壁を乗り越えて、それと通じるモノがこの歌にはあったんです。だから自分の気持ちを歌っているようでした。
--だからとても素直な歌唱になってるのかな。レコーディングでは、いろんな気持ちが湧いてきたんじゃない?
松浦 : そうですね。そういう自分の中での葛藤もあって、今回は3回録ったんですよ。一昨日また録り直しました。
--一昨日ってコンサートの日じゃない?
松浦 : 3回目はコンサートが終わってから録ったんですよ(笑)。2回目までのレコーディングでは、どこか不自然なところがあったんですよね。でも一旦終了したんですけど、自分の中に引っかかるものがずっとあって。コンサートの日、スタッフの人に「どうする?やるんだったら今日ライヴが終わってからしかないよ」と言われて「おー、そっか~2回公演の後なんだ~(悩)」ってのもあったし、喉が平気かどうかも終わってからじゃないとわからなかったんですけど、今の自分はもう1度歌いたいなと。ツアーで歌っている中で表現の仕方がわかったんですよ。だからライヴで聴いた人はいいと言ってくれるんですよね。だから「もう1回歌わせてください」と言いました。だから今、こんな声になっちゃったんですよ~(←実はちょっとハスキーだった)!
--(笑)で、先ほど亜弥ちゃんは自分の故郷に執着はないと言ってたけど、思い出す風景はあるんじゃない?
松浦 : 犬の散歩コースかな。片側がず~っと田んぼが続いてる真っ直ぐな道なんですよ。距離にすると300メートルくらいしかないんですけど、ウチの犬はそれを往復するだけでだいぶ疲れるみたいなんですよね。
--体力ないんだ(笑)。
松浦 : 全然ないですねー。私はあの真っ直ぐな道がいちばん好き。
--田んぼの四季はキレイだよね~。
松浦 : そうそう。秋になると稲刈りの後でみんな焼きイモをしてたりとか。「いいな~♥」ってずっと言ってたらくれたりして。空気もすごく美味しかったな~。実家に帰ると、ずっと外にいたいと思うもん。スーハァ~って大きく深呼吸したい!近所のおばちゃんとかが「お帰り~」と言ってくれたり、のんびりとした空気が流れています。
--亜弥ちゃんの故郷はやっぱり…
松浦 : 家族ですね。帰りたい場所です。  <了>



続いて、“あややのミュージックヒストリー”と題する松浦亜弥さんの「心のベストテン」。彼女が名前を挙げた10曲は全て邦楽で、殆どがポピュラーな流行歌ばかり。至って平々凡々な音楽体験を過ごされたようです。こういうのを知ると、却って安心してしまいますね。色々なエピソードも盛り込まれているので、書き起こしてみました。最初のステージもぶっつけ本番だったとは…さすがに、おっかなビックリ(笑)
*心のベストテン : あややのミュージックヒストリー

--「パラダイス銀河」(光GENJI)は、松浦がまだ物心つくかつかない頃、歌手になりたいと思った歌だった。
松浦 : テレビでたくさんのお兄さんたちがローラースケートで楽しそうに歌っているのを観て感動して、『あ~私もこんなふうになりたい!』と思ったのを、すごく憶えています
--そんな松浦が初めて買ったCDが「愛されるより愛したい」(Kinki Kids)。
松浦 : 本当はドリカムさんのCDを買いたかったんですけど、妹がコレが欲しくてジャンケンで負けたんです(笑)!
--子どものお小遣いだものね。自分の意志でなくても初めてのCDは思い出深いもの。同じく初めて家族とではなく友だちと行くカラオケも印象深いだろう。
松浦 : そのときに初めて歌ったのが長い間』(Kiroro)だったんですよ。そしたらみんなが『すごく上手いね!』って言ってくれて、ちょっと歌に自信がつきました
--そして松浦は中学生になり…。
松浦 : 学校でスキー合宿に行ったとき、各斑ごとに出し物をやることになって、私たちのグループはLOVEマシーン』(モーニング娘。)をみんなで踊って歌ったんです。みんなで練習もしたし、男の子たちは『やりたくない』とか言ってモメたし、でも最後にはこの曲の良さがみんなわかって、結果的に私たちのグループが1番ウケてうれしかった!
--「LOVEマシーン」がキッカケでモーニング娘。の歌を聴くようになり、運命の『ハッピーサマーウェディング』(前同)と出合うのだ。友達に借りたCDで。
松浦 : 歌詞カードの間にオーディション募集用紙が入ってたんですよ。そんで『応募しちゃえ!』と思ってママといっしょにノリノリで応募しました(笑)
--オーディション応募の際に録音して送った曲が「ハッピーサマーウェディング」と「Automatic」(宇多田ヒカル)だった。
松浦 : なんでこんなに難しい歌にしちゃったんだろう?と思うんですけどね~
--そのオーディション本番で歌った「Far away」(浜崎あゆみ)は、カラオケに練習に行ったときの『カラオケで歌われる歌ランキング第1位』だったという理由から。
松浦 : そのとき100点獲ったんですよ。それで最後にまた歌ったら、また100点が出て、もうコレを歌うしかないと!
--オーディションの時の、ママからのアドバイスのエピソードも笑える。
松浦 : 1フレーズ歌ったら『ハイさよなら』って言われるのよって聞いてたから適当に覚えていったんですよ。そしたら最後まで歌わされるわ、いろんなことを聞かれるわで超パニクっちゃって!
--あややがママを恨んだことは言うまでもない(笑)。しかし、めでたくオーディションに合格したのだった。東京に出てきて初めてつんく♂氏の前で歌ったのが「愛の力」(平家みちよ)だ。そして歌手・松浦亜弥が初めてステージで歌った曲「100回のKISS」。
松浦 : 初めてハロプロのステージで歌ったんですけど、リハなしのぶっつけ本番だったんですよ!も~まったく憶えてないんですけど、ステージを降りた後は足がガクガク震えてましたねぇ
--思えば松浦は、この世界に入った瞬間から何度も修羅場?をくぐって来ていた。そりゃあ強くもなるさ!10曲目に松浦が挙げたのは、平井堅の「世界で一番君が好き?」だった。
松浦 : この詞がものすごく好きなんですよ。好きって気持ちを、こんなふうに表現するんだと感動しました。それに<君のことが好き>って何回も出てくるんですよ。こんなにストレートに言われたら『ハイついていきます!』って気持ちになっちゃう(笑)。この歌を聴くと恋っていいなぁって思うんですよね。
--と最後に18歳の女の子らしい一面を覗かせた。
松浦 : こうしてみると、私の中には音楽がたくさんあったんですね。自分を振り返るキッカケにもなってよかった!  <了>

11:41 PM [松浦亜弥] | 固定リンク

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コメント

夜分にm(__)mなっちレコメン聴いてるターボです。来週水曜日レコメンのマニアの扉というコーナーに松浦亜弥ちゃんが出るかもよとパーソナリティK太郎発言ありました。ここにカキコしてしまいm(__)mメモリー不足なんで申し訳ないです。

投稿者: ターボ (Apr 13, 2005 11:29:28 PM)

ターボさん>

毎度ご意見&貴重な情報を有難うございます。
あややが来週のレコメンに出演?
これは初耳でした。感謝いたします!

メモリー不足なのにわざわざ情報を提供して頂き、本当に感謝です。

投稿者: そうまかなえ (Apr 14, 2005 10:25:41 PM)

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