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2004.10.07

安倍なつみコンサート ~あなた色プレミアム~ 奈良公演レポ

10月3日、安倍なつみコンサート奈良公演。8月28日にスタートした「あなた色プレミアム」ツアーも、ちょうど折り返し地点。全国19都市で延べ22日間に渡って計37公演が行われる秋ツアーのちょうど11日目ということで、いよいよ中盤戦に突入。心配された体調面の不安を微塵も感じさせず、昼夜ともアクセル全開。ステージと客席とのパートナーシップも抜群で、素晴らしいステージアクトを披露してくれました。曇天の秋空を吹き飛ばす、まさに会心のライヴでした。

舞台となる「なら100年会館*は、1~3階まで客席が設けられているものの、奥行きの狭さと急勾配が特徴的な異形ホール。ステージ間の距離も短く、客席の熱気も音響設備も申し分なし。まさにライヴ環境としては最適なシチュエーション。3階席まで埋め尽くされたサイリウム畑を見上げるヒロインの表情は、終始緩みっぱなし。最高の歓迎ムードに「今日はスゴいね~」「落っこちないでね~」と声を掛けながら、満面の笑みを浮かべていたのが印象的でした。

 *外観及びホール内部の様子は、あややヒットパレード!写真レポ(2003/12/06)にて掲載しております。


オープニング映像に続き、『恋のテレフォン GOAL』のイントロが流れ始めると、たちまち会場は「安倍なつみイノセントワールド」へワープアウト。哀しいかな、このチープ&スカスカなアイドルポップスこそ、安倍さんのコンサートに来たことを実感させる曲なんですよね(笑)。最高に下らない曲を最強にチャーミングな笑顔で歌うから、困ったもの。この曲に対して、彼女自身に躊躇や迷いがないのかと言えば嘘になるだろうけど、ファンの声援によるフィードバックがエキストラパワーを生み出すかもしれない。ちょうど後藤真希さんの『手を握って歩きたい』のように。

序盤で印象に残ったのは、『ふるさと』でのワンシーン。「流れ星を見たら 何を祈ろうかな…」で、上空を見上げるように目線を上げるんですけど、2階席や3階席に瞬くサイリウムに目を遣った時の安倍さんの表情がトッテモ幸せそうで…この時ばかりは、客入りの良さに心の中でガッツポーズ。

『ふるさと』が終わると、最初のロングMCの時間。昼公演では、前夜(収録は金曜日)放送されたMBSラジオ「ヤングタウン」での公約通り?、一発ギャグを披露。MC当初から、妙に大仏の話題から離れないなぁ~と訝しく思っていたら、突然「奈良といえば~…大仏、お陀仏、ブツブツ。気持ち悪いねん!」と言った直後、客席に背を向けてしゃがみ込んで、一人恥ずかしがる始末(笑)。そんな安倍さんの姿に、客席は大盛り上がり。コンサートの雰囲気を台無しにしない程度の、ささやかなハプニングでした。夜公演では「後浦なつみ」の話題。なんでも「ポップジャム」の収録で共演したW(ダブルユー)の2人との、束の間のスキンシップを楽しんでいたとのこと。

爆笑MCの後は、恒例のメドレータイム。中澤裕子と保田圭も登場し、『Memory 青春の光』『真夏の光線』、そして『黄色いお空でBOOM BOOM BOOM』の3曲を披露。相変わらず、この3名によるハーモニーは心地良い。今や、安倍コンならではの“スペシャルプレゼンツ”。ある意味、オールドファンにとっては「後浦なつみ」以上の最強コラボかも(笑)

そしてメドレー終了後は、これまた恒例化しているスクランブルトークのお時間(笑)。3人が話し始めると、もうステージ上は楽屋へと早変わり。昼公演でのテーマは、さしずめ「静電気」。照明の影響で3名とも頭髪が逆立ってしまっているのですが、その滑稽な姿を見ては、互いに笑い転げるだけ。転がり始めたら、もう止まらない。筋書きのないゴールへと向かって、グダグダトークは突っ走る(笑)。これ以外の話題としては、奈良にまつわるエピソードとして、中澤さんが「デートに訪れた想い出の場所」であることをカミングアウト。一方の保田さんは、『ハロモニ。』ロケで訪れた際の思い出話を披露。不思議なもので、キッチリ進行に沿った夜公演のトークが味気なく感じられてしまうくらい、この3名のアナーキー状態に馴らされてしまったことを実感(笑)。ちなみに夜公演の話題は「最近の休日」。相変わらず一人ウケするばかりでオチの弱い安倍さんのトークには、隣にいる中澤さんと保田さんも困り顔(笑)

スクランブルトークが一段落すると、いよいよ中盤戦。ここでの白眉は、『…ひとりぼっち…』。改めて、ライヴというものは「空間」を共有するものだと感じる。銀盤からでは伝わらない「空気の振動」こそ、ライヴの醍醐味。安倍なつみの息吹が、皮膚越しにギンギンと感じられる。彼女の言う「心ある歌」の代表曲が、この『…ひとりぼっち…』なんだろう。コンサートを通して、大好きになった曲です。

安倍さんの姿がステージから消えると、『DO MY BEST』のイントロとともに、気合120%の中澤裕子が登場。昼公演をセーブしてたとは思わないけれど、夜公演での気合は凄まじかった!客席の熱気に後押しされて、中澤さんもオーバーヒート気味。続いて登場した保田圭は、そんな中澤とは好対照に、ウェット感のある歌声でホールを優しく包み上げる。披露曲は『3rd-LOVEパラダイス-』から、ミディアムバラードの『おもいで』。これまたナイスな選曲でした。

中澤裕子と保田圭の束の間のソロステージが終了すると、いよいよライヴも後半戦。後半戦のオープニングナンバーは、今ツアーも『晴れ 雨 のち スキ♡』。スウィートでセンチメンタルなラヴソングは、今セットリストでも最重要のマスターピースであることに変わりはない。ご存知のように、当曲は「モーニング娘。さくら組」のソロカバー曲なんですが、「さくら組」自体が休止もしくは自然消滅している状態の今、この曲を歌い継いでいくのは、安倍なつみこそ相応しい。名曲というものは、メンバーの卒業やユニットの消滅とともに封印されるものではなく、それはファンとの大切な共有財産。だから僕は、この曲を愛するファンの一人として、「さくら組」から「安倍なつみ」へとバトンタッチされ、こうして今も変わらずに披露されてる事実が素直に悦ばしい。

22歳の私』を歌い終えると、いよいよコンサートも佳境。あとは本編ラストとアンコールを残すのみ。ラスト前のショートMCでは、終演を惜しむ客席からの「エ~~!」というレジスタンスに、安倍さんも満足げな表情。「エ~~」というのは、「I LOVE YOU」であり「WE LOVE YOU」の気持ちだから…ファンの愛情を一身に浴びた安倍さんの小さな姿は、キラキラと輝いてました。

最高のシチュエーションが整えられたところで、一気にホットコーナーへ突入。本編ラストは、『あなた色』。もうね…この曲と『晴れ 雨 のち スキ♡』は、セットリストには必要不可欠。

本編が終了し、そしてアンコール。ところがこのファイナルMCで、会場名を言い間違えるという大ハプニングが勃発!夜公演のことなんですが、久方振りの満員御礼に感激しきりで、ややテンパリモードの安倍さん。勢いよくタイトルコールに踏み切ったものの、ウッカリ「名古屋でのライヴ」と言い間違えてしまう始末(笑)。スグに気付いたものの、もはや後の祭り…最後の最後で本領発揮してしまいました(笑)。もちろん会場は大ブーイングの嵐だったのですが、ファンもそんなハプニングをどこか楽しんでいるムード。仕切り直しの「奈良公演!」宣言に、客席からはヤンやヤンやの大喝采。結果的に、このハプニングもコンサートに華を添える役目を果たしておりました(笑)。とにかく「最高の空間だね」「ここで寝ちゃおうかな」と幾度となく“殺し文句”が飛び出すくらい、安倍さんは超ハイテンションでした。

今ツアーのアンコール曲は『腕組んで帰りたい』と、『セカンド モーニング』の佳曲『ダディドゥデドダディ!』。前ツアーのラストでは顔見せ程度に終わった中澤さんと保田さんも、『ダディドゥデドダディ!』にはフル出演し、安倍さんと3名で大合唱。ホールが一体感で満たされ、1500名プラス3名の笑顔とともに、ラストショーも大団円。

蛇足ですが、終演後ステージ袖に引っ込む際のセリフが、昼公演の「愛してるよ~!」から、夜公演では「ダイスキだよ~!」へと微妙に変化。夜公演の方が盛り上がったのに、ランクダウンしてるよ…と、独りブルーになっていたのはナイショの話(笑)


以下、今ツアーのセットリストです。全18曲の披露でした。
*安倍なつみコンサートツアー2004 ~あなた色プレミアム~ セットリスト

01 : 恋のテレフォン GOAL
02 : だって 生きてかなくちゃ
MC
03 : 恋にジェラシー申し上げます
04 : ふるさと
MC
05 : Memory 青春の光 / 安倍・中澤・保田
06 : 真夏の光線 / 前同
07 : 黄色いお空でBOOM BOOM BOOM / 前同
MC : 安倍・中澤・保田
08 : 恋した女の子どすえ
09 : せんこう花火
10 : …ひとりぼっち…
11 : DO MY BEST / 中澤裕子
12 : おもいで / 保田圭
MC : 中澤・保田
13 : 晴れ 雨 のち スキ♡
14 : トウモロコシと空と風
15 : 22歳の私
MC
16 : あなた色

アンコール
MC
17 : 腕組んで帰りたい
MC
18 : ダディドゥデドダディ! / 安倍・中澤・保田

※公演時間 : 1時間40分
前回のレポ(2004/8/16)と同形式にしても仕方ないので、省けるところはザックリ省いたつもりですが…結構な長さになってしまいました(笑)。頭が悪いので、短くまとめることが出来ないのです。まあ名古屋公演(8/29)レポの執筆を放擲していたので、その分がプラスアルファされていると思って頂ければ。次にレポを手掛けるのは、千秋楽公演ですね。

11:39 PM [安倍なつみ] | 固定リンク

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コメント

 僕は「福岡ステージ(09/12・日→福岡サンパレス)」の夜公演(18:00)に行って来ました。
 満6年間在籍した“モー娘。”を離れ、本格的に独り立ちしたステージと言う事で、「果たしてソロで大丈夫かいな?」と心の中で呟きながら・・・いざ開演!
 さすがなっち!ソロでもモー娘。時代のはしゃぎっぷりは引き継がれています。 因みにトークテーマはなんと「ゴキブリ」っ!! 僕も普通の職場では常に“ゴキブリ対策”として「ゴキブリホイホイ(アース製薬)」の複数設置+片手に「キンチョール(KINCHO)」体制で連日“仕事+害虫退治”の連続です。
 ネタが急に反れてしまいましたが、このステージでも上記ログで述べられている通りの構成。 スクランブルトークでは、先程の「ゴキブリ」の件で“中澤姐さん(中澤裕子さん)+圭ちゃん(保田圭さん)がダブルでなっちに大ツッコミを入れてました。{姐さん→ゴキブリの後に「♪メーモリー~」って歌いにくいわ!/圭ちゃん→これじゃ「ゴキメモ」だね!}
 楽曲数としては並みより少なかったモノの、フリートークの綿で大いに楽しませてくれた“約100分間の宴”でした。

投稿者: 河野 崇 (鹿児島県) (Oct 8, 2004 2:27:21 AM)

河野 崇さん>

確か以前「はてなダイアリ」の方で同内容の報告を頂きましたねw

トークの得手不得手という点なら、松浦さんの方が遥かにお上手で楽しませてくれるのですが、僕は安倍ヲタなんで、彼女がステージにいるだけで楽しい気持ちになりますね。

恐らくツアー中盤では最高のライヴになったんじゃないでしょうか?それくらい、ステージと客席の呼吸も良かったです。

投稿者: そうまかなえ (Oct 9, 2004 12:49:29 PM)

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