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2004.10.15

『ザッピィ』11月号掲載 : 松浦亜弥インタビュー書き起こし

日はもう1本。同じく、発売中の『ザッピィ』11月号に掲載されている、松浦亜弥さんのインタビュー記事について。久し振りに琴線に触れる内容のインタビューでしたので、書き起こしてみました。彼女の身の上に何か大きな転機が訪れていたようで、インタビューに答える口調やコメントにも、どこかソフトフォーカスがかけられているかのような柔らかな雰囲気が漂っております。彼女の心境の変化を感じ取ることの出来る内容となっておりますので、是非ご覧になって下さい。

インタビューは、先日の「松◇クリスタル◇代々木スペシャル」公演後に行われた模様。話題の中心は、今月20日に発売される15枚目のシングル『渡良瀬橋』について。ご存知のように、今回の新曲は森高千里さんの名曲をカヴァーしたリメイク作品ですが、現在の松浦さんの心境とシンクロする部分が多いようです。いつも明るく前向きでテンション高め(笑)の松浦さんですが、新曲『渡良瀬橋』と向き合うことで、そんな彼女には珍しくネガティヴな面を覗かせております。失恋でもしたんじゃないかと、ファンとしては心配ですね。ま、ゲスの勘繰りは止めておきます(笑)

本当に素敵なインタビューなので、是非是非ご覧下さい。この記事を読むと、またライヴに行きたくなるから困ったもの(笑)


松浦亜弥インタビュー : この歌は『壁を超えた女性にしか歌えない歌なんだ』って感じました
*この歌は『壁を超えた女性にしか歌えない歌なんだ』って感じました

●私が歌わせてもらうなら、きちんと松浦のものとして歌いたい

--秋のコンサートツアー『松◇クリスタル◇』の“代々木スペシャル”は、豪華なステージセットと演出で、ものすごい盛り上がりでした。
松浦 : とにかく、すごく楽しかったです。ソロとしては初の“代々木”だったし、みんなに“私を見てもらおう”って、会場に花道をグルリと作ったり、クレーンにも乗ったり(笑)
--「このまま帰りたくない」っていうコメントも飛び出したしね。
松浦 : あれは、本当に心から感じた言葉だったんですよ。それぐらい、もっとあの場所で歌いたかったなって
--そして披露した新曲「渡良瀬橋」。初のカヴァーになる作品は、事務所の先輩でもある森高千里さんの曲。
松浦 : 今回、カヴァーするということになって初めてこの曲を聴いたんです。でも、私が歌わせていただくなら、きちんと松浦のものとして歌いたいっていう気持ちがありました。当初は表現のしかたに戸惑いがあったんですけど、そんな迷いもライヴで歌ううちに、だんだんと自分のものになっていったように感じました
--11年前の名曲を「松浦ヴァージョン」で蘇らせるのは、かなり大変な作業だったんじゃないかな?
松浦 : この曲の歌詞はとても奥が深くて、私なりにナゾが多かったので、それを理解しようというところから始めたんです。なぜ、この主人公の女性は好きな人よりも、渡良瀬橋がある故郷の足利を選んだんだろう?って。私なら、それは絶対にない。私は好きになったら『好き、好き、好き』って一直線なので、きっと好きな人についていきます。実際、歌手になりたいと思って、14歳で姫路をポーンと出てきちゃいましたから。だから、何が彼女をつなぎとめたのかなって。友達なのかな?いや、家族なのかな?って。きっと彼女が家を出られないほどの事情があったんだろうなって。恋愛とは違う愛情がそこにはあったんですね。でも、今でも好きな人を思って神社でお祈りしたりする愛だったし、願いがひとつかなうなら、あの頃に戻りたいって……そこまで思う恋ですから
--切ない、なんていう言葉じゃ尽くせない、深くて重い心情だよね。
松浦 : 実は、この曲を歌う直前、ドラマの撮影があったり、いろんなことが重なって体力的にも疲れを感じていた時期だったんです。それをきちんと自分なりに整理して、乗り越えました。この歌みたいに、人生の歴史に残るぐらいの思いをすることって、そうそうないと思うんです。そういうことがあって、この歌は『壁を超えた女性にしか歌えない歌なんだ』って感じたんです。私も、この歌詞にあるように『願いごとひとつかなうなら、あの頃に戻りたい』って思うこともあるし……。だからこそ、この歌は感情を込めて歌えるし、まるで自分の気持ちを歌っているような思いにさせてくれる曲なんです。だからなのか、私がこの曲をライヴで歌っている姿を見た人に『オトナになったね』って言われました

●あややが考える「I LOVE YOUの続き」とは……

--この歌を紹介するときに「私に似ている」って言ったのは……。
松浦 : この歌詞を読む前から『あの頃に戻れるなら……』って感じていたんですよ。私は、そういう気持ちになったことがなく、真っすぐでしたから。そんなふうに思った自分が歌詞のなかにいたので驚いたんです。デビュー以来、ノンストップで前進あるのみで来たのに“急ブレーキ”がかかっちゃって、その整理がついたときに出会ったのが、この曲だったんです。だから、今の松浦亜弥をあらためて見てもらうには、すごくいい作品になったんじゃないかなって
--願いごとひとつかなうなら、亜弥ちゃんは、何をかなえてほしい?
松浦 : そうだなぁ……あの頃に戻りたいっていうのをポジティブに言い換えるなら『もう一度チャンスを!』かな。ただ戻るだけの巻き戻しじゃ同じことだから、成長した私がそこに立てば、新しい何かが生まれるかもしれないし。それに、あとは……
--願いごとは、ひとつだけだよ。
松浦 : でも、分身が欲しい(笑)。2人のときもあるし1人の時もあるっていうのは便利でいいことですよね(笑)
--現実的な話になっちゃった。ではC/W「I LOVE YOUの続き」のお話にいこうか。この曲の印象は?
松浦 : ライヴ向きの曲です。みんな、ついてこいよ~!みたいな(笑)
--この曲は「渡良瀬橋」のアンサーソングみたいで、神様でも絶対に分からないのが「I LOVE YOUの続き」だって歌ってるけど、亜弥ちゃんは、どんなことだって思う?
松浦 : 未来は分からないですよ。でも、私なら……ちょっと女のコっぽい答えをしますね。やっぱり「I LOVE YOUの続き」は結婚がいいな(笑)。だって、愛してるの続きですよ(笑)。この歌みたいに、勇気を持って進め!で、ハッピーエンドです!
--さあ、亜弥ちゃんも勇気と愛をもって秋ツアーの後半戦に突入です。
松浦 : 新曲の「渡良瀬橋」を聴いてくれた人に、渡良瀬橋の風景が思い浮かんだらいいなって。ツアー後半戦はリニューアルして進化していますから、とにかく『見て!』って(笑)  <了>
「ツアー後半戦はリニューアルして進化しています」って、何かセットリストや演出面などに変化があるのでしょうか?

01:19 AM [松浦亜弥] | 固定リンク

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